外国人選手が不在の中での戦い方

8日に球団から改めて外国人選手10人が開幕に間に合わないことを発表しました。
非常事態宣言解除が21日に延期されたことでビザが発行できず入国のめどが立たないのが原因です。

先週末にオープン戦が開幕し、ベイスターズはオリックスと3連戦を行いました。
初戦こそ山本由伸投手を打ち崩し幸先の良いスタートとなりましたが、土日は完封負け。
特に土日のヒットはすべて単打と改めて外国人選手の不在によるパワー不足を痛感しました。

すべてを観れてないのですが3連戦で気になった箇所をピックアップしたいと思います。

粘り打ちで相手投手の球数増!

練習試合ではどんどんと盗塁を仕掛けアウトになることが目立っていましたが、その他でも少しずつ三浦監督のカラーが見えてきている箇所があります。
それが相手投手の球数です。

去年までは早打ちが目立っていましたが、昨日の山岡選手には5回までで100球を投げさせており、これまでよりも球数を稼ぐ事を意識しているように感じました。

実際に三浦監督からも打線に心配はしつつも粘りについては評価をしていました。

桑原選手の守備は健在!

土曜日は桑原選手の守備が印象的でした(唯一のポジ要素)。
大和選手、柴田選手の二遊間に桑原選手がセンターに入れば、センターラインは12球団でも引けを取らないディフェンス力です(なお打力・・・)

現状、野手よりも投手陣の方がコマは揃っており(球団比)、今年のベイスターズは打よりも守りのチームに生まれ変わるかもしれません。

ベイスターズが優勝した98年はマシンガン打線ばかり目立っていましたが、守備も内野手全員がゴールデングラブ賞を取るぐらい守りのチームでした。

ハマスタが打者有利な球場のため守り重視の戦術が必ずしもいいとは言えませんが、現状を考えるとまずは無駄な失点をしないことを意識する布陣でも良い様に思います。

それでも打つことに越したことはないので、この日はノーヒットだった桑原選手をはじめ、レギュラー争いをしている各選手が打てるようになるのに期待です。

得点への意識が欲しい!

得点をテーマにしている三浦監督ですが、日曜日のゲームで気になる場面がありました。
5回裏2点ビハインドで無死1,2塁での山本選手の打席です。
山岡選手から3連打出来る可能性は低く、中盤ということもありバントだと思っていました。
しかし結果は送らずに三振。

その後乙坂選手がフォアボールで満塁までチャンスが広がるも田中俊太選手が打てず得点が入りませんでした。
その後オリックスに追加点を取られこのイニングが試合のターニングポイントとなってしまいました。
ここで点が入っていればその後の流れも一方的なものではなかったかもしれません。

結果論ですが、送って1死2,3塁にしていれば内野ゴロの間に点が入る可能性もあったと思います。
ヒットで得点が入るのがもちろん理想ですが、内野ゴロの間に1点が入っても同じ1点です。

公式戦であればバントさせたかもしれません。
しかし得点をテーマにしているからこそ、オープン戦から公式戦を意識して欲しかったなと思いました。

まとめ

外国人選手が来日出来ないことでチームの打力不足が懸念されますが、相手投手に球数を投げさせたり守備力の高さを見せたり去年とは違う戦術が見えてきています。
一方で得点を増やすための工夫が必要になっています。

開幕まであと3週間を切りましたが、どのような形でシーズンを迎えることになるのか注目していきましょう!

関連記事

ベイスターズ 2021年開幕投手を大予想!

有吉の壁で紹介されたオーダーを考察してみる

OPENING SERIES 2021のチケット購入戦略を考える